9月になりました。厳しい暑さも少し落ち着き、最近は少し涼しくなってきたようにも感じますが、台風の影響もあり天気の良くない日が続いています。急な天気の変化も多くなってきていますので天候に気を付けて過ごしてゆきたいと思います。
さて、9月と言えば暦の上では秋になります。まだまだ残暑が厳しい時もありますが、少しずつ秋の訪れを感じることが出来るのではないでしょうか。秋の味覚のお菓子などもお店で見かけるようになりました。9月になりそろそろ秋の結婚式のベストシーズンが始まります。今年の9月は大安と一粒万倍日が重なる日が3回もあるとのことで、縁起の良い日が多いようです。結婚式はもちろん、入籍やプロポーズを考える人にも良い日が多くありますね。
※縁起の良い日、一粒万倍日についてはブログ【プロポーズに最高な6月の「2つの日」】記念の赤いバラを色々なタイプで保存・3選 で触れております。気になる方は覗いてみてくださいませ。
結婚式ではブーケや花束・装花などで多くのお花を使用しますが、ブーケや花束・装花などで白い花びらに黄色の花芯を持つ、小さな可愛いお花がよく使用されているのを見かけます。このお花、よく見かけるけれどもなんていう名前なのだろう・・・。そう思っている人も多いのでは。お花の名前は「マトリカリア」。可愛らしい小さなお花です。小さなお花がたくさん集まると、周りがパッと明るくなるような楽しげな印象を感じます。白い花びらに黄色の花芯を持つ花・・・。実は似た花姿の花はいくつかあり、見分けることが難しいです。今回は、結婚式のブーケや花束・装花で使用されることの多いお花「マトリカリア」についてお話し、マトリカリアとよく似た花姿のお花や、マトリカリアを使用したオーダーメイドプリザーブドフラワーの作品を紹介します。
目次
小さくて可愛いお花「マトリカリア」
- 開花期・・・5~7月
- 分類・・・キク科・ヨモギギク属
- 原産・・・ヨーロッパ
- 学名・・・Tanacetum parthenium
- 和名・・・夏白菊
マトリカリアは、1~2センチほどの小さな可愛いお花をたくさん咲かせます。本来は多年草のお花ですが、日本の真夏の高温多湿が苦手で、秋に種まきし、夏に花を楽しむ一年草
として楽しまれています。切花としては通年出回っていて、価格的にも気軽に手に取ることが出来るお花です。
マトリカリアにはたくさんの種類があります。ポピュラーなものは「シングルペグモ」と呼ばれる白い花びらに黄色の花芯を持った一重咲きのお花ですが、花色も白のものや黄色のもの、咲き方も一重咲きのものから八重咲き・ポンポン咲き・アネモネ咲きのものまでたくさんあります。
マトリカリアの花言葉
結婚式やお祝い事など様々なシーンで使用されることの多いお花「マトリカリア」。マトリカリアの花言葉は、
「集う喜び」「楽しむ」「鎮静」など
マトリカリアは小さな可愛いお花です。マトリカリアの「集う喜び」「楽しむ」という楽しげな花言葉は、小さな可愛いお花がたくさん寄り添って咲くその姿からきています。
小さなお花がたくさんたくさん集まって・・・明るくにぎやかな楽しさいっぱいの様子が感じられるお花たちです。
また、「鎮静」という花言葉は、マトリカリアは、古くから薬草として用いられていたことからきているようです。
マトリカリアに似たお花
白い花びらに黄色い花芯の、シングルペグモがポピュラーな「マトリカリア」。白い花びらに黄色い花芯のお花はいくつもあって、とても良く似ているので見分けるのが難しいです。
ここでは、マトリカリアと見分けることが難しいお花の中から3つ挙げてみました。
1.マーガレット
白い花びらに黄色い花芯を持つお花の代表格とも言えるお花、マーガレット。
このタイプのお花の中では、比較的大きなサイズなので一番見分けがつきやすいです。
2.デイジー
マトリカリアより若干サイズの大きい、少し厚みを感じるお花。ガーデニングの寄せ植えなどでよく使用されています。
3.カモミール
お花だけを見てみると、マトリカリアと見分けるのは至難の業かもしれません。それほどとても良く似ています。もし見分けるとしたら、お花より葉の部分を見ると見分けやすいと思います。マトリカリアは菊の葉のような形をしていますが、カモミールは細い葉の形をしています。花芯の黄色い部分のふくらみに若干違いもあったりしますが、3つのお花の中では一番マトリカリアと見分けがつかないです。
マトリカリアを使用したオーダーメイドプリザーブドフラワーの作品例
白い花びらに黄色い花芯のマトリカリアを取り入れた花束が・・・
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※小さなお花がいくつも集まって楽しそう~オーダーメイドプリザーブドフラワー「Mignon」の作品に
こちらは、マトリカリアを使用したオーダーメイドプリザーブドフラワー「Mignon(ミニョン)」の作品です。ほかのお花より小さく、同じく小花の仲間・ブルースターより若干小さい印象です。小さなお花がいくつも集まって、可愛らしく並んでいます。
※小花の仲間、ブルースターについては、ブログ【幸せのサムシング・ブルー】結婚式を爽やかに祝う幸せのアイテム・ブルーの色を持つ2つのお花 で触れております。気になる方は覗いてみてくださいませ。
まとめ
今回は、結婚式のブーケや花束・装花で使用されることの多いお花「マトリカリア」について
ポイント
- 小さくて可愛いお花「マトリカリア」・・・マトリカリアは1~2センチほどの小さな可愛いお花をたくさん咲かせるキク科のお花。切花としては通年出回っていて、価格的にも気軽に手に取ることが出来る。マトリカリアにはたくさんの種類があり、ポピュラーなものは「シングルペグモ」と呼ばれる白い花びらに黄色の花芯を持った一重咲きのお花である。花色は白のものや黄色のもの、咲き方は一重咲きのものから八重咲き・ポンポン咲き・アネモネ咲きのものまでたくさんある。
- マトリカリアの花言葉・・・マトリカリアの花言葉は、「集う喜び」「楽しむ」「鎮静」などがある。マトリカリアの小さなお花が寄り添ってたくさん咲く花姿や、薬草として用いられていたことからそれらの花言葉が付いている。
- マトリカリアに似たお花・・・マトリカリアに似た白い花びらに黄色い花芯の花は、マーガレット・デイジー・カモミールなどがある。特にカモミールの花はマトリカリアとよく似ていて、2つの花を見分けることは難しい。
お話しし、マトリカリアを使用したオーダーメイドプリザーブドフラワーの作品を紹介しました。
お花の大きさは1~2センチほどと、とても小さいマトリカリアのお花。結婚式のブーケではアクセントに使用したり、カスミソウと合わせてナチュラルテイストなブーケに使用したりと小さいながら確実にその存在感を醸し出しています。小さなお花が集まると、パッとその場が華やぐ印象を持ち、結婚式を楽しく盛り上げてくれるよう~。もし、結婚式のシーンで使用するお花選びに迷ったら・・・。マトリカリアのお花をお気に入りのお花のひとつに取り入れてみてはいかがでしょうか。
※ナチュラルテイストのブーケに使用される小さなお花については、ブログ【ブーケを引き立てる数々の小さなお花たち】ナチュラルブーケのヘビロテフラワー・3選 でも紹介しております。気になる方は覗いてみてくださいませ。