最近は気温も高く、日に日に暖かさが増してきています。先週は桜の開花が始まったところもありました。今年は全国的に、平年よりかなり早い桜の開花が予想されます。今週にかけては東日本や西日本各地で開花の便りが聞かれ、3月末頃には東北南部まで到達するのではないかと言われています。桜といえば、4月初めの入学式の頃に満開を迎えるイメージがありますが、今年は3月のうちに各地で満開の桜が見られるのではないでしょうか。
桜といえば日本では馴染みの深い、春の訪れを告げるお花です。古くから観賞用として好まれており、桜を見ながら春の訪れを祝うお花見の風習もあります。
日本では誰もが知っている桜の花は、実はプリザーブドフラワー加工が難しいお花であり、Fue Flowerでも試行錯誤をしながら取り組んでおります。
桜の花について
桜の花の色と花姿
桜の花は、多くの栽培品種が作られており、花の色は桜色(薄紅色)・白や濃桃色などの優しい色をしています。花姿は、5枚の花びらの一重咲や八重咲があります。花びらの先が割れており、ハートのような形をしていてとても愛らしいです。お花が可愛いのでイラストにもよく使用されます。
桜の花の花言葉
桜全般の花言葉は
「精神の美」「優美な女性」
桜の品種によりたくさんの花言葉があります。
「おしとやか」「豊かな教養」「純潔」「善良な教育」
「優れた美人」「優美」「冷静」「高尚」「気まぐれ」 などなど・・。
※海外では・・・「私を忘れないで」
日本人の美徳とされてきた控えめな精神性と、桜の花が大きく花を咲かせた後、四季を経てふたたび新たな年に向けて歩んでゆく力強さが花言葉からも感じられます。
桜の花をプリザーブドフラワーに
冒頭でも触れましたが、桜の花はプリザーブドフラワー加工が難しいお花です。プリザーブドフラワー加工に向いているお花は、本来、バラ・ガーベラ・カーネーションなど
「花びらがしっかりとしていて厚みのあるもの」
「花びらの数が多く外れにくいもの」
になります。しかし、桜の花の花びらは薄くやわらかくて、しかもとても外れやすいです。桜の花の魅力のひとつである、はかなげで、風に舞い散る姿からもプリザーブドフラワー加工が難しいお花であることが予想出来るかと思います。
※プリザーブドフラワーに向いているお花については、 別ブログ【メインにもアクセントにも・自由自在に使用しよう】プリザーブドフラワーに使用されることの多い6種類のお花 でも触れておりますので気になる方はそちらもご覧ください。
試行錯誤と実現させたい思い
プリザーブドフラワー加工が難しいお花「桜」ですが、プリザーブドフラワーを利用する方からはよく「桜の花のプリザーブドフラワーはないのかしら?」という声も聞かれ、桜の花のプリザーブドフラワーへの需要は多いです。プリザーブドフラワー加工に取り組む中で、桜の花の持つ優しく可愛らしい外観と、桜の花の持つ存在感~お花を見るだけで人々が持つ、嬉しさ・楽しさ・切なさ・もの悲しさなどのいろいろな気持ちを感じることが出来る~に魅かれ、ぜひ桜の花をプリザーブドフラワー加工したいという想いが生まれてゆきました。当初はプリザーブドフラワー加工するにあたり思うようにいかないこともありましたが、桜の花を納得のいくプリザーブドフラワーに加工するべく試行錯誤を続け、今日の制作に至っております。
最後に
人々を魅了する「桜」。そして「桜の花」。これからも「桜の花」のプリザーブドフラワーの制作に取り組み、より納得のいく桜の花の作品を皆様に紹介出来るよう試行錯誤を続けてゆきます。桜の花は花びらが薄くやわらかく外れやすい、プリザーブドフラワー加工が難しいお花です。しかしながら難しいからこそやりがいも感じています。桜の花のプリザーブドフラワーを見ていただいた方が、桜の花のプリザーブドフラワーの持つ魅力を感じていただけたらとても光栄に思います。