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【簡単自作】プロポーズの花をプリザーブドフラワーに 「脱色編」

5月 26, 2022

皆さんはプリザーブドフラワーをプレゼントされたことがありますか?プリザーブドフラワーは、最近はプレゼントのお花としてすっかりおなじみになりました。お誕生日や節目のお祝い・発表会・ギフトなど・・・。私たちは日常のいろいろな場面でプリザーブドフラワーを手にすることが多くなりました。

プリザーブドフラワーの特徴は、何といっても柔らかな風合いと鮮やかな色合いです。プリザーブドフラワーの生花のような美しさやみずみずしさにすっかり魅了された人も多いのではないでしょうか。また、プリザーブドフラワーの良いところは、生花のような美しさやみずみずしさ、柔らかな風合いと色合いをそのままに長く保存することが出来ることでしょう。せっかくのお花のプレゼントを出来るだけ長く楽しみたい・・・。そう思う人にぴったりの加工方法なのです。

※プリザーブドフラワーの加工方法については、ブログ【それぞれのテイストで選んで残す】ドライフラワーとプリザーブドフラワーの加工の違い で触れております。気になる方は覗いてみてくださいませ。

【それぞれのテイストで選んで残す】ドライフラワーとプリザーブドフラワーの加工の違い

 

 

お花のプレゼントの中でもとても多いのは、やはり「プロポーズの花束」ではないでしょうか。プロポーズの花は贈る人の大切な想いが詰まった、一生の記念の大切なお花~いつまでも想い出の記念として残しておきたい・・・。そう思う人はとても多いです。

そこで、大切なお花を贈られたら、きっとこう感じることと思います。

 

「プロポーズの花を自分でプリザーブドフラワーに出来るかしら・・・。」

 

市販のプリザーブドフラワーと同様のクオリティのプリザーブドフラワーを作ることは難しいですが、一度は自分でやってみようかな、と思った人も多いのではないでしょうか。プロポーズの記念のお花を自分でプリザーブドフラワーにすることが出来たら嬉しいことでしょう。

でも、もしプリザーブドフラワーを自分で作るとしたら、どのように作るのかしら?作るなら費用はいくら位かかるのかしら・・・?と思いますよね?

 

プリザーブドフラワーを作るには、

生花の水分を取る→脱色する→特殊液につけ乾燥する

という、いくつかの工程があります。プリザーブドフラワーが完成するまでにはいくつかの作業と時間が必要ですが、これらを経て完成したプリザーブドフラワーは、きっと自分だけのお気に入りの作品になることと思います。

今回は、プロポーズでもらった12本の赤いバラの花束からプリザーブドフラワーが出来るまでの、脱色までの工程についてお話してゆきます。

 

 

まずは準備をしよう~プリザーブドフラワーを作るのに必要なもの

 

生花

プリザーブドフラワーを作るのに必要なものはまずお花。出来るだけ新鮮な状態のお花を準備しましょう。満開になる前の6~7分咲位のお花が良いです。お花の種類としては、プリザーブドフラワーに向いているお花、肉厚で花びらのしっかりとしたお花がおススメです。花びらが薄いお花や、大きいお花は難易度がグッと上がるのでまずは取り組みやすいお花からチャレンジしてみましょう。

※プリザーブドフラワーに使用されることの多いお花については、ブログ【メインにもアクセントにも・自由自在に使用しよう】プリザーブドフラワーに使用されることの多い6種類のお花 で触れております。気になる方は覗いてみてくださいませ。

【メインにもアクセントにも・自由自在に使用しよう】プリザーブドフラワーに使用されることの多い6種類のお花

 

ハサミ

お花を切ったりお花の処理をするときに使用します。

 

保存容器

プリザーブドフラワーにしたいお花を脱色液に漬け込んだり染色液に浸け込んだりするのに必要です。密閉されるタイプの容器を用意します。

 

脱水・脱色液

気軽に始めることが出来るプリザーブドフラワー用の脱水・脱色キットを使用すると始めやすいです。

 

染色液

こちらも気軽に始めることが出来る染色キットがおススメです。

 

ピンセットとゴム手袋(使い捨てタイプ)

お花を液に浸したり、取り出したりするときに使用します。お花の形を整えたりしますので、先の部分の細くなっているピンセットがおススメです。ゴム手袋は脱色液や染色液などが手に付着しないように使用します。

 

<今回はこの保存容器と脱色・染色キットなどを使用して作ってゆきます。>

あとは、作業しやすいように新聞紙やティッシュペーパーなどを用意して~始めてみましょう。

 

 

脱色までの工程

 

今回は、プロポーズでもらった12本の赤いバラの花で作ってみましょう。

※プロポーズの12本の赤いバラは、プロポーズのシーンの定番!!「ダズンローズ」とも呼ばれ、結婚式のセレモニーにも登場します。

 

①バラの花を短くカット

バラの花をほんの少し茎のある程度に短くカットします。

 

カットしたバラを脱水・脱色液に浸け込む。

バラの花がしっかり浸かるようにしましょう。

 

➂保存容器に浸け込んで蓋をし、脱色されるまでしばらく置いておく。

※色の濃いお花は脱色に時間がかかります。今回は約3週間ほど浸け込みました。

脱色されると、こんな感じになります。赤い色がすっかり抜けています。

 

今回は、プロポーズでもらった12本の赤いバラの花束から、プリザーブドフラワーが出来るまでの、脱色までの工程についてお話しました。赤いバラがすっかり脱色され、全く違うものになりましたね。

このバラが染色されることによってふたたび赤いバラのプリザーブドフラワーに変わるなんてなんだかワクワクします。

ここから赤いバラのプリザーブドフラワーが出来るまでは、次の機会のブログ 【簡単自作】プロポーズの花をプリザーブドフラワーに 「染色編」 で、お話したいと思っています。

※2022年6月2日記載のブログ【簡単自作】プロポーズの花をプリザーブドフラワーに「染色編」で、プロポーズの花からプリザーブドフラワーの赤いバラの花が出来るまでの、染色・乾燥の工程についてお話しておりますのでよろしければご覧くださいませ。

【簡単自作】プロポーズの花をプリザーブドフラワーに 「染色編」

 

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