「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」
この言葉を聞いたことがありますか?この言葉は美しい女性を形容する言葉を表現したものです。この言葉の中にはいずれも美しい花姿をした「芍薬(しゃくやく)」「牡丹(ぼたん)」「百合(ゆり)」という花がありますが、この中の「百合=ユリ」の花は皆さんよく知っているのではないでしょうか。特に白いユリの花は冠婚葬祭のシーンで使用されることも多く身近に感じる人が多い花ではないかと思います。結婚式のブーケでも白いカサブランカという大輪のユリを使用したブーケをよく見かけますが、大きくて気品ある花姿はまさにユリの女王様。魅力的で豪華な花姿は王道のキャスケードブーケによく使用されます。
そんなユリの花は7月の誕生花でもあります。今回は、7月の誕生花「ユリ」について、
・ユリの花ってどんな花?
・ユリの花の色
・ユリの花言葉~花言葉にご注意?の色も
ユリの花・花の色・花言葉について触れてゆきたいと思います。
※芍薬と牡丹については、ブログ【どっちが芍薬?どっちが牡丹?】華やかで美しい2つのお花・3つの見分け方 で触れております。気になる方は覗いてみてくださいませ。
ユリの花ってどんな花?
(ユリ)
- 開花時期・・・5月~8月
- 分類・・・ユリ科・ユリ属
- 原産・・・北半球の温帯
- 学名・・・Lilium
- 和名・・・ユリ(百合)
ユリは北半球の温帯地域中心に多くの種類を持つ花です。日本でも、ヤマユリ・テッポウユリ・カノコユリ・オニユリなど約15種類ほどのユリが自生しています。今では世界各地でいろいろな品種のユリが栽培されています。ユリは3枚のがくの部分(外花被)と3枚の花びらの部分(内花被)の計6枚の花からなり、中央部分に1本の雌しべと6本の雄しべがあります。ユリは花被部分が外側にくるりと反る花の形を持つものから、あまり反らないものまでいろいろな花の形があります。
ユリの花の色
ユリの花の色は「白」「ピンク」「赤」「黄」「オレンジ」「緑」「紫」「茶」「黒」など多彩です。花の形だけでなく花の色もたくさんあるので、好きな色のユリの花を選ぶ楽しさもあります。しかし、一般的によく見るユリの色は「白」が多いでしょうか。日常のいろいろなシーンで使用されることも多いので、やはりユリ=白のイメージは強いです。ピンクの華やかなユリの花も花束などでよく見かけます。
ユリの花言葉~花言葉にご注意?の色も
ユリの花言葉は
「純粋」「無垢」「威厳」など
結婚式のシーンで使用されることの多いユリ、花言葉も「純粋」「無垢」といった新しい門出を感じる花言葉が並びます。華やかな花姿、透き通るような白い色はお祝いの門出にふさわしい清らかなイメージです。また、お悔やみのシーンでも「威厳」ある供花として厳かにその存在感を醸し出しています。そんなユリの花には色別の花言葉もあります。
☐白・・・「純潔」「威厳」「無邪気」「後期」「自尊心」「栄華」「清浄」など
■ピンク・・・「虚栄心」
■赤・・・「虚栄心」
■黄・・・「陽気」「偽り」「不安」
■オレンジ・・・「華麗」「愉快」「軽率」
■黒・・・「呪い」
色別の花言葉を見てみると、ネガティブなイメージやちょっと怖い花言葉を持つ色もありますね。花言葉を気にする人には注意する必要がありそうです。しかし、色別のユリも素敵で人気があります。例えばピンクの大輪のユリは贈呈やお祝い・歓送迎会などでも頻繁に使用されています。ユリ全般の花言葉の意味で選んだり、好みの花の色で選ぶ人も多いようです。
まとめ
今回は、7月の誕生花「ユリ」について、
- ユリの花ってどんな花?・・・ユリは北半球の温帯地域中心に多くの種類を持つ花である。日本でも約15種類ほどのユリが自生していて、世界各地でもいろいろな品種のユリが栽培されている。ユリは3枚のがくの部分(外花被)と3枚の花びらの部分(内花被)の計6枚の花からなり、中央部分に1本の雌しべと6本の雄しべがある。花被部分が外側にくるりと反る花の形を持つものから、あまり反らないものまでいろいろな花の形がある。
- ユリの花の色・・・ユリの花の色は「白」「ピンク」「赤」「黄」「オレンジ」「緑」「紫」「茶」「黒」など多彩で好きな色のユリの花を選ぶ楽しさもある。一般的によく見るユリの色は「白」が多く、日常のいろいろなシーンで使用されることもあり「ユリ=白」のイメージは強い。ピンクの華やかなユリの花も花束などでよく見かける。
- ユリの花言葉~花言葉にご注意?の色も・・・ユリの花言葉は「純粋」「無垢」といった新しい門出を感じる花言葉が並ぶ。また、お悔やみのシーンでも花言葉「威厳」にあるように供花として厳かにその存在感を醸し出している。ユリの花には色別の花言葉もあり、ネガティブなイメージやちょっと怖い花言葉を持つ色もあるので花言葉を気にする人には注意する必要がある。しかし色別のユリも人気があり、ピンクの大輪のユリは贈呈やお祝い・歓送迎会などでも頻繁に使用されている。ユリ全般の花言葉の意味で選んだり好みの花の色で選ぶ人も多い。
ユリの花・花の色・花言葉について触れてゆきました。
豪華で洗練された、気品ある花姿が人気の「ユリ」の花。いろいろな場面で好まれる花であることも頷けます。そんなユリの中でもユリの女王ともいえる白くて大輪のお花「カサブランカ」はとても人気が高いです。次回のブログで、ユリとカサブランカについてもう少しお話し出来たらと思っています。