7月に入って、夏らしいというよりも猛暑のような暑さになってきました。熱中症警戒アラートも頻繁に発表されていますね。今年の夏は例年よりも猛暑と言われていますので、熱中症にはくれぐれも気をつけて過ごしたいものです。そうはいってもお仕事や日常の生活がありますので、毎日の中で少しでも暑さ対策や熱中症対策になりそうなことを取り入れて過ごしたいと思っています。
暑い夏はお花もひと休み。お花にとって過ごしやすい時期はやはり気候の良い春や秋で、多くのお花を楽しむことが出来ます。特に年々暑さが厳しくなっている夏はお花にとっても過ごしにくい時期でしょう。でも夏に楽しむことが出来るお花もいろいろあります。夏の日差しを浴びて元気に咲く夏の花には夏バテにも負けない力強さを感じます。夏はいわゆる「ビタミンカラー」の花も結構ありますね。
※ビタミンカラーについては、ブログ【夏空に光り輝くビタミンカラー】元気いっぱい!暑さ大好き!7月のお花「ひまわり」 で触れております。気になる方は覗いてみてくださいませ。
今回は、夏から秋まで長くお花を楽しむことが出来る、ガーデニングやウェディングでも人気の高い「ケイトウ」についてお話したいと思います。ケイトウは色々な花姿を持つ個性的なお花です。皆さん一度はこの花を見たことがあるのではないでしょうか。今回はそんなケイトウの
- ケイトウってどんな花?
- ケイトウの花姿
- ケイトウの花の色
- ケイトウの花言葉
ケイトウの花姿や花の色、花言葉についてお話してゆきます。
ケイトウってどんな花?
<ケイトウ>
- 開花時期・・・7月~11月
- 分類・・・ヒユ科・ケイトウ(セロシア)属
- 原産・・・インド・熱帯アジア
- 学名・・・Celosia argentea
- 英名・・・cooks comb
原産がインドや熱帯アジアのケイトウは暑さに強い植物です。日本には奈良時代に中国から渡来したと言われています。ケイトウの花の形はいろいろあるのですが、実はケイトウの「花」と思われている部分は花ではなく「花序」と呼ばれる茎の先の部分で、実際の花は茎部分に付いていますが目立たないので、花序の部分=花として見ていることが多いです。
ケイトウの花姿
ケイトウは「鶏頭」とも呼ばれています。それはケイトウの花姿(ここでは花序の部分=花としてお話しします。)が鶏のトサカに似ていることからきているようです。英名のcooks comb(鶏のトサカ)も同じ名前からきています。また、ケイトウの学名Celosia argentea
はギリシャ語で「燃える」という意味ですが、ケイトウの花姿が炎のように見えることからきているのではないかと言われています。
ケイトウの花姿はいろいろありますが、代表的な花姿を紹介します。
- トサカゲイトウ・・・鶏のトサカのように扇形のイメージの花姿。
- 久留米ゲイトウ・・・トサカゲイトウより球状の形をした花姿。艶やかな花姿。
- 羽毛ゲイトウ・・・羽毛のようにふさふさとした花姿。炎のようなイメージの花姿。
- ノゲイトウ・・・花はピンク系で縦に細長く伸びた花姿。
ケイトウの花の色
ケイトウの花の色は、「赤」「ピンク」「オレンジ」「黄」「黄緑(緑)」「白」など多彩です。
花姿もいろいろなので、好きな花姿と花色を選ぶ楽しみもありますね。ナチュラル系の淡い色やくすみカラーから、はっきりとした鮮やかな色まで。ウェディングのシーンでは淡い色合いと花姿を生かしてナチュラルウェディングに登場することもあります。はっきりとした鮮やかカラーはインパクトがあるので、ブーケを華やかに彩るお花としても人気がありそうです。
※ナチュラルウェディングでも人気のくすみカラー・ニュアンスのあるカラーについては、ブログ【ニュアンスカラーはプリザも人気!】トレンドのカラーを素敵に保存して で触れております。気になる方は覗いてみてくださいませ。
ケイトウの花言葉
ケイトウの花言葉は、
「風変り」「個性」「気取り屋」「おしゃれ」など
ケイトウの個性的な花姿がそのまま花言葉にも表れています。少しおすましした花姿のイメージもあります。他の花とは少し違う、特徴的な花姿が花言葉の中に隠されているようです。一度見たら忘れられないその個性的な花姿に魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。
まとめ
今回は、夏から秋まで長くお花を楽しむことが出来る、ガーデニングやウェディングでも人気の高い「ケイトウ」について、
- ケイトウってどんな花?・・・ケイトウは暑さに強い植物で日本には奈良時代に中国から渡来したと言われている。ケイトウの花の形はいろいろあるが、ケイトウの「花」と思われている部分は花ではなく「花序」と呼ばれる茎の先の部分で実際の花は茎部分に付いている。
- ケイトウの花姿・・・ケイトウは「鶏頭」とも呼ばれているが、それはケイトウの花姿(花序の部分=花としてお話)が鶏のトサカに似ていることからきていて、英名のcooks comb(鶏のトサカ)も同じ名前からきている。またケイトウの学名Celosia argenteaはギリシャ語で「燃える」という意味だが、ケイトウの花姿が炎のように見えることからきているのではないかと言われている。ケイトウの花姿はいろいろあるが、代表的な花姿として鶏のトサカのように扇形をした「トサカゲイトウ」・球状の形をした艶やかな花姿の「久留米ゲイトウ」・羽毛のようにふさふさとした炎のような花姿の「羽毛ゲイトウ」・ピンク系で縦に細長く伸びた花姿の「ノゲイトウ」がある。
- ケイトウの花の色・・・ケイトウの花の色は「赤」「ピンク」「オレンジ」「黄」「黄緑(緑)」「白」など多彩で、ナチュラル系の淡い色やくすみカラーからはっきりとした鮮やかな色までいろいろな色がある。
- ケイトウの花言葉・・・ケイトウの花言葉は、「風変り」「個性」「気取り屋」「おしゃれ」などケイトウの個性的な花姿がそのまま花言葉にも表れている。他の花とは少し違う特徴的な花姿が花言葉の中に隠されているようである。
ケイトウの花姿や花の色、花言葉についてお話ししました。
今年の夏も暑いと言われていますが、花壇を彩る色とりどりのケイトウの花に囲まれると、夏の暑さに負けず元気に過ごせるような気がしますね。また、夏のウェディングのシーンでも色々な花姿と花色のケイトウを見ることがありそうです。ちょっと変わった個性的な花姿、ちょっと気取っておしゃれに使用して・・・。私だけのお気に入りの「ケイトウ」を見つけて、日常に潤いを感じるお花や大切な記念のお花に取り入れてみてはいかがでしょうか。