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【秋の訪れを感じる甘い香りと味わいを】五感で楽しめる花・金木犀(キンモクセイ)

10月も終わりになり、まさに秋本番の時期になりました。さすがに朝夕は肌寒さを感じることもありますが、まだまだ日中は暑い日が続いています。今年の10月は暑い日が多かったですね。11月に入っても全国的に気温が高い傾向にあるようです。ただ、12月になると一気に冬の寒さを感じるようになるとの予報が出ています。あっという間に秋が過ぎて急に冬が訪れそうですね。急な気温の変化で体調を崩さないように気を付けたいものです。

 

※日本気象協会 長期予報(3か月予報)より

 

今年の秋は短そうですが、秋はお花にとって過ごしやすい時期。秋にはたくさんの花が咲き私たちを楽しませてくれます。今回は、秋の花といえば!と言われるお花の中のひとつ「金木犀(キンモクセイ)」についてお話ししたいと思います。金木犀という言葉は、皆さん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。金木犀は、お花はもちろんこの時期にいろいろな「キンモクセイの香り」のグッズが出ているように香りでもよく知られていますね。ここでは五感で楽しめる金木犀のお花や花言葉・香りの持つ効果や味わいについてお話しします。

 

  • 金木犀ってどんな花?
  • 金木犀の花言葉・・・怖い花言葉もある?
  • 金木犀の香りとその効果
  • 金木犀を味わう楽しみ

 

 

金木犀ってどんな花?

<金木犀(キンモクセイ>

  • 開花時期・・・9月~10月
  • 分類・・・モクセイ科・モクセイ属
  • 原産・・・中国
  • 学名・・・Osmanthus fragrans var. aurantiacus
  • 英名・・・Fragrant olive
  • 別名・・・木犀花 金桂 丹桂 など

 

金木犀は、9月~10月にかけて、オレンジ色や赤色の小さなお花をたくさん咲かせるモクセイ科の常緑樹です。陽の光を浴びて輝くお花は金色のようにも見えます。咲き誇る金木犀のお花を見かけると秋が来たなと感じるほど、秋の花のなかでも代表のお花です。金木犀の開花は気温に左右され、気温が高いほど開花時期も遅くなるので今年はもう少し金木犀を楽しめるかもしれませんね。お花の開花は2日~3日ほどで、長くても1週間ほどになります。散った花からも香りが残り、ふんわりとした甘い香りが漂います。

 

 

金木犀の花言葉・・・怖い花言葉もある?

金木犀の花言葉は

 

「謙虚」「真実」「気高い人」など

 

金木犀の恋愛に関する花言葉は

 

「初恋」「陶酔」など

 

金木犀の花言葉「謙虚」は、金木犀のお花が小さく控えめな印象から来ています。「気高い人」は、金木犀の香りが高貴な印象を感じさせること、「真実」は、香りが強く離れた場所からも存在感を感じることから来ています。

金木犀の恋愛に関する花言葉「初恋」は、小さく可愛らしい花と一度嗅いだら忘れられない強い香り、「陶酔」は酔いしれるような香りから来ていて、どの花言葉も金木犀の小さく可愛いお花と甘くて柔らかな香りが特徴的な花言葉になっています。

 

※怖い花言葉もある?・・・金木犀には「隠世」=あの世を意味する花言葉があります。それは金木犀の強い香りが邪気を払うと考えられていて、神社などに植えられていたことから来ているようです。実際は金木犀の花は闇を払う縁起物と言われています。

 

 

金木犀の香りとその効果

金木犀の最大の特徴のひとつは、金木犀の持つ「香り」です。その香りは春の沈丁花・夏のクチナシと並んで日本三大香木と呼ばれています。金木犀の甘くフローラルな香りはふんわりと柔らかなイメージで、様々な効果をもたらします。主な効果として「リラックス効果」「落ち着きをもたらす効果」「安眠効果」「抗炎症作用」「アンチエイジング」などがあり、日常でほっと一息つくことができる嬉しい効果が感じられます。金木犀の香りのフレグランスやアロマ・バスグッズの人気が高いのも頷けます。

 

※金木犀の香りにも似ていると言われる、甘い香りを持つお花「フリージア」については、ブログ【可愛い花と甘い香り・フリージアってどんな花?】月別の誕生花~2月編 で触れております。気になる方は覗いてみてくださいませ。

【可愛い花と甘い香り・フリージアってどんな花?】月別の誕生花~2月編

 

 

金木犀を味わう楽しみ

金木犀はお茶やお酒・ジャムなどの食品などで味わうことでも、金木犀の持つリラックス効果や鎮静効果を感じることができます。中国では「桂花茶」という金木犀の花を乾燥させたお茶があり、お湯を注ぐとその甘い香りがふんわりと漂います。桂花茶を味わうことで疲れた体を癒す効果もありますし、美容にも良いと言われています。お酒では「桂花陳酒」が有名です。華やかで甘い香りのお酒を、そのままはもちろんソーダ割で飲んだことがある人も多いのではないでしょうか。フルーティーで飲みやすくお酒が進んでしまいそうですね。

 

 

まとめ

 

今回は、秋の花と言われる「金木犀(キンモクセイ)」の、金木犀のお花や花言葉・香りの持つ効果や味わいについてお話ししました。

 

  • 金木犀ってどんな花?・・・金木犀は9月~10月にかけてオレンジ色や赤色の小さなお花をたくさん咲かせるモクセイ科の常緑樹で、陽の光を浴びて輝くお花は金色のようにも見える。金木犀の開花は2日~3日ほどで長くても1週間ほどである。散った花からも香りが残りふんわりとした甘い香りが漂う
  • 金木犀の花言葉・・・怖い花言葉もある?・・・金木犀の花言葉は「謙虚」「真実」「気高い人」などで、金木犀の恋愛に関する花言葉は「初恋」「陶酔」などがある。金木犀の花言葉はどの花言葉も金木犀の小さく可愛いお花と甘くて柔らかな香りが特徴的な花言葉になっている。また金木犀には「隠世」=あの世を意味する花言葉があるが、それは金木犀の強い香りが邪気を払うと考えられ神社などに植えられていたことから来ているようである。実際は金木犀の花は闇を払う縁起物と言われている。
  • 金木犀の香りとその効果・・・金木犀の最大の特徴のひとつは金木犀の持つ「香り」で、その香りは春の沈丁花・夏のクチナシと並んで日本三大香木と呼ばれている。金木犀の甘くフローラルな香りはふんわりと柔らかなイメージで、「リラックス効果」「落ち着きをもたらす効果」「安眠効果」「抗炎症作用」「アンチエイジング」などの様々な効果をもたらす。
  • 金木犀を味わう楽しみ・・・金木犀はお茶やお酒・ジャムなどの食品などで味わうことでも金木犀の持つリラックス効果や鎮静効果を感じることができる。中国では「桂花茶」という金木犀の花を乾燥させたお茶があり、桂花茶を味わうことで疲れた体を癒す効果があり美容にも良いと言われている。お酒では「桂花陳酒」が有名で、華やかで甘い香りのお酒は人気がある。

 

目で見て、嗅いで、味わって~金木犀の小さく可愛い花姿と甘い香りは、秋と秋の夜長をゆったりと楽しむことができそうです。暑い夏を経て少し疲れが溜まるこの時期に、金木犀のお花と香り・味わいを楽しんで、一息ついてリフレッシュできたら嬉しいですね。

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