以前にお話ししたことがありますが、11月は一年の中で結婚式がとても多い月です。
11月は晴天が多く寒さもそれほど強くないため、結婚式をする人にとってもゲストの人にとっても最適な時期です。また、11月ならではの紅葉にちなんだ秋らしい結婚式をすることも出来ます。
※秋のブライダルシーズンについては、ブログ【秋のブライダルシーズン到来!!】ウェディングブーケを保存した作品・2例 で触れております。気になる方は覗いてみてくださいませ。
秋のブライダルシーズン真っただ中のこの時期、長期に渡ったコロナ禍も今のところ落ち着きを見せ、各地で少しずつ結婚式が行われているかと思います。このままコロナウィルスが収束して、完全にこれまでの日常が戻ってくれることを願っています。
本来ならベストシーズンである結婚式のシーンに欠かせないアイテムとして「ウェディングブーケ」があることは、以前のブログでもお話したことがありますが、結婚式のシーンで新郎が左胸に着けている可愛らしいお花に気付いていますでしょうか?新郎が着けている可愛らしいお花は「ブートニア」と呼ばれています。ブーケやブートニアは、結婚式を華やかに彩るアイテムというだけではなく、実はプロポーズにちなんだ意味のあるものなのです。
今回は、結婚式のマストアイテム、「ブートニア」について、結婚式のブーケとブートニアの由来とともにお話ししてゆきます。
※結婚式のブーケについては、ブログ【色とりどりのお花で想い描くHappy Wedding】結婚式で使用されるお花4選 で触れております。気になる方は覗いてみてくださいませ。
ブートニアって何だろう?
ブーケのことを知らない人は少ないと思いますが、ブートニアって何だろう?と思う人は多いかもしれません。ブートニアは、結婚式で新郎が左胸に着けているお花の飾りです。ブートニアとは、フランス語で「boutonniere=ボタン穴」の意味で、元々はブートニアを衣装の左襟のボタン穴に通していたことからこの名前が付いています。今日では、ブートニアは左襟のあたりに留めたり、左胸のポケットにセットすることが多いです。
ブーケとブートニアの由来
ブーケとブートニアの由来には、いくつかの説があるのですが、その中で中世のヨーロッパの説について紹介します。
愛する女性にプロポーズをする決心をした男性が、野に咲くお花を摘み花束を作って、女性の家に行きプレゼントとして差し出しました。その時、女性はプロポーズを受けたことの証として花束の中の1輪を選んで「よろしくお願いします」の言葉とともに男性の胸元に挿しました。
※野に咲く花を摘むのではなく、村の人々に結婚を認めてもらうため村人の一人一人から集めた花を持って女性に会いに向かった という説もあります。
この時男性が渡した花束が「ブーケ」・女性が胸元に挿したお花が「ブートニア」の由来になっています。
ブーケとブートニアの由来を結婚式の演出に
今では、ブーケとブートニアの由来にちなんだ演出を結婚式に取り入れる人も多くみえます。新郎が結婚式のゲストから一本一本お花を受け取りながら新婦の元へ向かい、プロポーズの言葉とともにその花束を新婦に渡して愛を誓う。花束を受け取った新婦は、そのなかの1輪を新郎の左胸に挿す・・・。といった深い意味のある演出です。
数々の演出の中でも、結婚式のシーンではプロポーズの定番、「12本のバラ(ダーズンローズ)」にちなんで、赤いバラの花束をこの由来のお花として取り入れる方が多いのではないでしょうか。
※12本のバラについては、ブログ【バラの本数と花言葉の秘密】プロポーズの大切な想いをいつまでも で触れております。気になる方は覗いてみてくださいませ。
ブーケとブートニアは同じ花が多い
渡されたブーケ(花束)の中から1輪の花を渡して・・・。といったブーケとブートニアの素敵な由来もあるからでしょうか、結婚式で使用されるブーケとブートニアの花は同じ花で作られることが多いです。
ブーケとブートニアが仲良く寄り添ったオーダーメイドプリザーブドフラワーの作品を2つ紹介します。
①ピンクのラナンキュラスと白や淡いピンクのお花が春を感じさせてくれる優しい雰囲気のブーケ&ブートニアのオーダーメイドプリザーブドフラワーの作品
➁私だけのこだわりの色で~お気に入りの色のお花がたっぷり詰まったブーケ&ブートニアのオーダーメイドプリザーブドフラワーの作品
まとめ
今回は、結婚式のマストアイテム、「ブートニア」について、
ポイント
- ブートニアって何だろう?・・・ブートニアは、結婚式で新郎が左胸に着けているお花の飾りで、フランス語の「ボタン穴」の意味。今ではブートニアは衣装の左襟や左胸に着けることが多い。
- ブーケとブートニアの由来・・・ヨーロッパのプロポーズにまつわる言い伝えが由来。野に咲く花を摘む・村人からお花を集める などで作った花束を愛する女性に渡し、プロポーズの承諾の意味を込めそのうちの1輪を男性の左胸に挿す。
- ブーケとブートニアの由来を結婚式の演出に・・・ブーケとブートニアの由来にちなんだ演出を結婚式に取りいれる人も多い。中でもプロポーズの赤いバラの花束の演出は人気。
紹介し、ブーケとブートニアに同じ花を使用したオーダーメイドプリザーブドフラワーの作品を2つ紹介しました。
これから続く長い長い人生の道のり・・・ブーケとブートニアの花のように、いつまでも仲良く寄り添って歩んで行けたら・・・。嬉しいこと・楽しいこと・悲しいこと・辛いこと・・・幾多のシーンを共に歩んでゆくはじめの気持ちがこもったブーケとブートニアを、記念の作品に残すお手伝いが出来たら嬉しく思います。