メリー・クリスマス!!この週末は皆さん思い思いのクリスマスを過ごしていることと思います。家族団らんで食卓を囲んだり、豪華なディナーを楽しんだり、プレゼント交換したり・・・。クリスマスムードたっぷりの中、プロポーズの想いのこもった真紅のバラをプレゼントしているカップルも多いかもしれません。クリスマスは、多くの人にとって特別で大切な人気のイベントです。クリスマスが近づいてくると何となくうきうきした気持ちになりますよね。
多くの人に人気のクリスマス。実はお花の中にもクリスマスの名前を持つ人気の冬のお花があります。その名も「クリスマスローズ」。「クリスマス」と「ローズ(バラ)」という最強ワードが2個も入ったそのお花は一体どんなお花なのでしょう。今回は、クリスマスにちなんで、クリスマスの名前を持つ冬の花「クリスマスローズ」について、人気の3つの理由を花言葉などにも触れながらお話しします。
※クリスマスに贈ることの多い真紅のバラや真紅のバラの作品については、ブログ<【真紅のバラをリアルに保存!】ドライよりプリザーブドフラワーがおススメの理由を直撮り比較> <Anniversary Roses~ 色褪せない記念の想い【真紅のバラ】3つの作品集> で触れております。気になる方は覗いてみてくださいませ。
目次
クリスマスローズはどんなお花?
- 開花期・・・12月~4月(主な花期は2~3月)
- 分類・・・キンポウゲ科・ヘレボルス属
- 原産・・・ヨーロッパ・西アジア
- 学名・・・Helleborus
- 和名・・・寒芍薬
クリスマスローズは、数少ない冬の時期に花を咲かせる人気のお花で「冬の女王」「冬の貴婦人」とも呼ばれます。クリスマスという名前がついていますので、クリスマスの時期に咲く花とイメージするかもしれませんが、実際にクリスマスの時期に咲くものは「ヘレボルス・ニゲル」という早咲きのお花で、海外ではこの種類のみをクリスマスローズと呼んでいます。日本で一般に出回っているクリスマスローズはほとんどが「ヘレボルス・オリエンタリス」と言われるものです。2~3月の冬から早春にかけて咲くこのお花は、たくさんの種類や色を持ち冬のガーデニングシーンを彩ります。お花の色は、白・ピンク・緑・黒・赤・黄など様々で、複色のものもあります。
また、ローズ(バラ)という名前もついていますが、クリスマスローズはバラ科ではなくクレマチスやアネモネ、ラナンキュラスと同じキンポウゲ科の植物です。ヘレボルス・ニゲルの花姿がバラに似ていたことから、クリスマスに咲くバラ=クリスマスローズ の名前となったようです。
※同じキンポウゲ科の人気のお花「ラナンキュラス」「アネモネ」について、2022年1月20日記載のブログ【今日の誕生花は何の花?】1月20日の誕生花はこれ!人気のお花ラナンキュラスのお話 と2022年2月17日記載のブログ【ナチュラルテイストの花で春風を感じる結婚式を】2月の結婚式で人気のお花・アネモネ で触れております。気になる方は覗いてみてくださいませ。
クリスマスローズが人気の3つの理由
1.次にどんな花が咲くのかを楽しめる
クリスマスローズのお花は少しうつむき加減に咲く、控えめながらも可愛らしさを感じる魅力的なお花。そして、クリスマスローズの面白いところは、種から育てても違う色や形をした花が多いこと。同じ花が咲かないところが特徴です。次にどんなお花が咲くのかを楽しむことが出来るのが人気の理由の一つです。
2.イエス・キリストの伝説
クリスマスローズには、キリスト教に由来する言い伝えがあります。
キリストの生誕時、多くの人がお祝いに訪れました。その中に貧しい羊飼いの少女(マデロン)もいましたが、少女は貧しかったため何も贈り物をすることが出来ないと泣いていました。その時少女の涙が地面に落ち、そこにクリスマスローズの白い花が咲きました。少女はその花を摘み、キリストに贈りました。
3.受験生に人気のクリスマスローズ
クリスマスローズの花びらの部分は、実は花びらではなく「がく」で、5枚あります。この5枚のがくが、「5つのがく=合格」で縁起が良いとされ、受験生の合格祈願に人気と言われています。また、がくの部分はお花の様に落ちることがありません。「がくが落ちない=学が落ちない」とも言われることも、クリスマスローズが受験生の合格祈願に人気の縁起の良いお花の理由になっています。
クリスマスローズの花言葉
クリスマスローズの花言葉には、良い花言葉と少し怖い花言葉があります。
クリスマスローズの花言葉は・・・
「いたわり・慰め・追憶・私の不安を和らげて・中傷・スキャンダルなど・・・」
昔のヨーロッパでは、クリスマスローズの持つ香りは薬用に使用され、人々を癒していました。そのことから「いたわり」「私の不安を和らげて」のような花言葉がついたと思われます。
また、クリスマスローズは毒を持っていて、葉への接触や樹液の付着に気を付ける必要があります。毒を持つことから、「中傷」のような怖い花言葉が生まれたのかもしれません。
まとめ
今回は、クリスマスの名前を持つ冬の花「クリスマスローズ」について、
ポイント
- クリスマスローズはどんなお花?・・・数少ない冬の時期に花を咲かせる人気のお花で「冬の女王」「冬の貴婦人」とも呼ばれている。日本で一般に出回るクリスマスローズは2~3月に開花を迎えるものが多い。クリスマスローズには、さまざまな色のお花がありガーデニングを彩る。
- クリスマスローズが人気の3つの理由・・・クリスマスローズには「種から育てても次に同じお花が咲かない」「イエス・キリストの伝説」「縁起の良さから受験生に人気」という人気の3つの理由がある。
- クリスマスローズの花言葉・・・クリスマスローズの持つ花言葉には、良い花言葉と少し怖い花言葉がある。
3つの人気の理由を、花言葉にも触れお話ししました。
冬の寒さにも強く丈夫で可愛い、冬~早春にかけて人気のお花「クリスマスローズ」は、控えめながらもバラに似た花姿や色とりどりの花色もあり、ブライダルシーン~ウェディングブーケや会場装花などに使用されることもよくあります。包まれるように咲くお花はほかのお花ともよく調和し、ほかのお花を邪魔することなくその存在感を醸し出します。素敵な名前と花姿を持つクリスマスローズを記念の日のお花に残してみるのも楽しみの一つですね。