今年の母の日は5月9日です。日本では、毎年5月の第二日曜日が「母の日」になっています。母の日は、日頃苦労をかけているお母さんへのねぎらいの気持ちと、普段は気恥ずかしくてなかなか伝えることの出来ない「ありがとう」の感謝の気持ちを伝える日となっています。
感謝の気持ちの伝え方は言葉、手紙、贈り物など様々ですが、日本ではカーネーションの花に感謝の気持ちを託して贈ることが多いです。感謝の気持ちのこもったカーネーションを、嬉しい気持ちとともにプリザーブドフラワーにして保存したいと思う方も多く見られます。ふとした時に作品を見ることで、ねぎらいや感謝の気持ちを感じて心が癒されることでしょう。
※ブログ【一つだけの特別な想い出】想い出をオーダーメイドプリザーブドフラワー商品として残していただける5つのシーン でも記念日「母の日」について少し触れております。
母の日の由来
世界各国でも母の日があり、その国々で様々な風習がありますが、日本の母の日はアメリカの母の日の風習にならっています。
アメリカでは、南北戦争の戦時下で、アン・ジャービスという女性が、負傷兵の衛生状況を改善する運動団体を立ち上げて、積極的に負傷兵の看護を行う活動をしていました。アン・ジャービスは南北の敵味方なく負傷兵の看護を行い、戦争の後も南北の敵同士を結び付ける平和活動を続けてゆきました。アン・ジャービスの活動や功績は、その後の女性活動の元にもなっています。
アン・ジャービスが亡くなった後の1907年5月12日、アンの娘アンナ・ジャービスが亡き母を追悼する集会を教会で行い、生前母が好きだった白色のカーネーションを祭壇に手向けました。
アンナ・ジャービスの母への想いに感動した人々は、1908年5月10日に同じ教会で「母の日」として最初のお祝いを行いました。アンナ・ジャービスは参加したすべての方に母の好きだった白色のカーネーションを配りました。この時配った白いカーネーションは、母の日のシンボルとなっています。
その後、1914年にアメリカで正式に母の日が記念日として制定され、5月の第二日曜日が母の日と定められました。
日本では、明治の末期頃、教会を通じて母の日の風習が人々に伝わりましたが、はじめはそれほど普及はしませんでした。母の日が定着したのは第二次世界大戦後の1949年頃で、その頃からアメリカと同じように5月の第二日曜日が母の日とされるようになりました。
贈るカーネーションの色を選ぶ楽しさ
感謝の気持ちの表し方は人それぞれですが、母の日にカーネーションを贈る方は多いです。これまでは母の日には赤いカーネーションを贈る方が多かったと思います。一般的には赤いカーネーションは健在の母に感謝して贈るお花・白いカーネーションは亡くなった方を偲んで贈るお花 と認識されていましたが、最近ではお母さんの好きな色や、カーネーションの持つ色別の花言葉に想いを託してカーネーションを贈る方も多いです。カーネーションはたくさんの色がありますので、その中からプレゼントをしたいと感じる色のお花を選んで贈る楽しみもあると思います。
カーネーションの花言葉は、「無垢で深い愛」。色別にも花言葉があります。
赤・・「母への愛」「熱烈な愛」
(花言葉的には、明るめの赤色を選ぶとGOOD)
ピンク・・「感謝」「上品」「女性の愛」「美しいしぐさ」「温かい心」
白・・「純粋な愛」「純潔の愛」「私の愛は生きている」「尊敬」
(亡き人を偲んで贈ることの多い色ですが、良い花言葉が多いです)
オレンジ・・「純粋な愛」「あなたを愛します」
黄・・「美」「友情」
(ネガティブな花言葉も多くあるので、他の色のお花と組み合わせてもGOOD)
緑・・「癒し」
紫・・「気品」「誇り」
青・・「永遠の幸福」
(サントリーの開発した青色のカーネーション「ムーンダスト」の花言葉からきています。他にサントリーの開発した青いバラについては、ブログ【幸せの夢かなう青いバラ】祝福の青いバラをプリザーブドフラワー加工で残して で少し触れています)
色とりどりのカーネーションをプリザーブドフラワーで保存
日頃の感謝の気持ちを、まっすぐに表すことの出来るアイテム、カーネーションのお花。
ここでは、
・母の日の由来と母の日のお花カーネーション(アメリカの平和活動に多大な貢献を残した女性社会活動家アン・ジャービスの娘アンナ・ジャービスの母への追悼の想いと、その想いに感動した人々のお祝いの行事で配られた白いカーネーションが母の日のシンボルとなり、後の母の日の記念日として定着し、その後日本でも定着した。)
・母の日に送るカーネーションにはたくさんの色があり(赤・ピンク・白・オレンジ・黄・緑・紫・青 など)、色別の花言葉もある。母の好きな色や花言葉に想いを託して感謝の気持ちを伝える楽しみもある。
についてお話ししました。
カーネーションは、いろいろな色だけでなく、種類や大きさなど様々です。プリザーブドフラワー加工もしやすく、プリザーブドフラワーでも人気のお花になっています。(カーネーションの種類や大きさなどについては、次の機会でお話しできたらと思っています。)
※2021年5月13日記載のブログ、【ありがとうの想いを一つの形にして】母の日のカーネーションをプリザーブドフラワーで保存 で、カーネーションの種類や大きさ・咲き方について触れておりますので、よろしければそちらもご覧くださいませ。
母の日のカーネーションをプレゼントされたら・・日頃の感謝の気持ちのお花をオーダーメイドプリザーブドフラワー加工で保存して、長く感じてみてはいかがでしょうか。