プリザーブドフラワーの知識

【イメージ通りの「赤」色を】ドライフラワーとプリザーブドフラワー、2つの加工方法による「赤」色の違い

2月 11, 2021

私達は、バラの花束をプレゼントされることがよくあります。バラの花は誰もが知っているお花です。種類や形・色など選べるバリエーションが豊富で、様々な記念のシーンに使用出来る、プレゼントに最も適しているお花と思います。特に赤いバラは特別な記念のシーンに登場することが多く、プレゼントされた方は記念として長期にお花を残すことが出来たらという気持ちになると思います。

バラの花を長期に残す方法として、 ドライフラワーとプリザーブドフラワーという2つの加工方法があることを以前のブログ~【それぞれのテイスト選んで残す】ドライフラワーとプリザーブドフラワーの加工の違い~で紹介しておりますが、今回はそれぞれの加工方法により赤いバラの持つ「赤」色がどのように変化してゆくのかについて触れてゆきたいと思います。

【それぞれのテイストで選んで残す】ドライフラワーとプリザーブドフラワーの加工の違い

 

ドライフラワー加工によるバラの花の「赤」色の変化

赤いバラをドライフラワー加工すると、黒い色になる といった話をよく聞きます(実際は、黒みを帯びたお落ち着いた深い赤色 のような表現になると思います)。ドライフラワー加工した赤いバラの花の色は落ち着いた気品のある色なのですが、プレゼントされた時の赤色をイメージして見るとその色の変化に戸惑うかもしれません。特に生花の時に深紅=深い色みの赤色のお花であればあるほどその黒みは強く出ます。赤いバラがドライフラワー加工により黒みの強い色になる原因は、ドライフラワー加工により水分を取り除くことでバラの赤い色素が減ってゆき、変色してゆくからです。ドライフラワー加工で赤いバラの色をなるべく残す方法としては、~もともと花の赤色の薄い(明るい・朱色に近いなどの色)品種のバラを選ぶ・バラの花をなるべく急速に(短時間で)乾燥処理する・バラの色や形がきれいに残る傾向があるシリカゲル法を用いてドライフラワー加工する~などが挙げられますが、プレゼントされるバラの花の赤色は一人一人違いますので、加工前にイメージしている赤色を残すことはなかなか難しいかと思います。

 

プリザーブドフラワー加工によるバラの花の「赤」色の変化

プリザーブドフラワー加工は、始めに生花の水分を取って花の色の脱色を行なった後、特殊液につけて加工をするのですが、その際の液の調合具合などで明るい赤色から深い赤色までいろいろな赤色を表現することが出来ます。プリザーブドフラワーは赤色だけでもいくつかのカラーバリエーションがあり、プレゼントされた時の赤いバラに近い色に加工することが可能です。生花の赤いバラの花はたくさんの種類があり、その色もピンクがかったものやワインレッドのようなものまで様々なのですが、プレゼントされた時の赤色のイメージに近い赤色を見つけることが出来るかと思います。ドライフラワー加工の赤色が重厚感のある自然に近い赤であるならば、プリザーブドフラワー加工の赤色は、柔らかでふんわりとした軽やかな赤といったイメージかもしれませんが、プリザーブドフラワー加工の豊富なカラーバリエーションで重厚感のある落ち着いた色も表現することが出来ます。

※別ブログにて、<それぞれの加工方法によるバラのお花の「白」色の変化>についても触れておりますので、気になる方はそちらもご覧ください。

【イメージ通りの「白」色を】ドライフラワーとプリザーブドフラワー、2つの加工方法による「白」色の違い

 

まとめ

ドライフラワーとプリザーブドフラワーという2つの加工方法による、赤いバラの持つ「赤」色の変化について触れてゆきましたが、どちらの加工方法もプレゼントされたお花を出来るだけ長期に残すことが出来るポピュラーな加工方法になります。それぞれの加工方法から生み出されるバラの「赤」色をイメージし、お好みの「赤」色に仕上がる加工方法をチョイスして加工することもまた楽しみの一つと思います。記念のお花をプレゼントされたら・・・作品を見て記念の想い出をいつまでも想い出せる様、バラの「赤」い花の加工をお好みの加工方法で残してみてはいかがでしょうか。

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